『薔薇二曲』北原白秋

 

一  薔薇ノ木ニ

   薔薇ノ花咲ク。

  

   ナニゴトノ不思議ナケレド。

 

二  薔薇ノ花。

   ナニゴトノ不思議ナケレド。

 

   照リ極マレバ木ヨリコボルル。

   光リコボルル。

 浄明寺では平成8(1996)年から少しずつ境内にバラを植えてきました。今では70種類程に増え、バラの季節には町内外からバラ好きの方々がお花見にいらっしゃいます。見ごろは5月中旬です。どなた様もお気軽にお立ち寄りください。

 このページは主に坊守が担当いたします。ブログでもタイムリーなバラ情報を載せて行きますのでバラがお好きなかたはよろしければご覧ください。

ガートルード・ジェキル

2008年5月の写真です。これはイングリッシュローズのガートルード・ジェキル。作出1986年。枝を長く伸ばすので枝を誘引してつるばら扱いをすると花付きが良くなります。イングリッシュローズとはイギリスのデビッド・オースチン氏が作出するモダンローズのことで、モダンローズの四季咲き性とオールドローズの花姿を持った大変人気のあるバラです。2012年、大阪府泉南市にデビッド・オースチンイングリッシュローズガーデンがオープンました。本国イギリス以外では初めての公式ガーデンだそうです。そこでは苗も購入することができます。

バリエガタ・ディ・ボローニャ

イタリアで作出されたオールド・ローズ、バリエガタ・ディ・ボローニャ。私がオールドローズというものを初めて育てたのは1997年、このバラとあとふたつのバラです。宝塚のニューローズ阪上勘衛門商会さんからカタログを取り寄せて注文しました。当時はバラのネット通販などほとんどなかったのです。ちなみにあとのふたつはスーブニール・ド・マルメゾンとジャック・カルティエです。まだ3本とも元気で咲いてくれています。 作出1909年、イタリア。

パット・オースチン

イングリッシュローズのパット・オースチン。2007年の画像です。カッパーオレンジといわれる独特の花色はやはりこのバラならではで、ほかに似たバラはありません。デビッド・オースチン氏が奥さまの名前を付けたのも頷けます。 ブラインドの出現率が少なく、花付きが良いです。 作出1995年イギリス。

ここより2013年の画像になります↓

アマディス
アマディス

10年程前に近所の人から頂いたバラ。ものすごく丈夫で肥料もほとんどやってないのにぐんぐん伸びるつるばらです。早咲きのバラでモッコウバラとほぼ同じかやや遅れて咲きます。棘はなく、半八重のかろやかなバラです。所持しているカタログやバラ図鑑には載っていなくて長いこと名前がわかりませんでしたがインターネットで調べ続けたところ、それらしいバラを見つけました。どうやらフランスで作出されたオールドローズ、アマディスのようです。

オセロー

イングリッシュローズのオセローです。棘の鋭い剛直なベーサルシュートが長く伸びます。つるばらのように枝を横に倒して誘引すると花数が増えるのですが、しなやかさのまったくない固い枝なので少し力加減を間違えると根元からポキッといってしまいます。我が家では取り扱い要注意のバラとなっています。

ムーンスプライト

フロリバンダローズのムーンスプライトです。赤みがかった蕾と薄い黄色の対比が美しく、月の妖精という名前がぴったりだと思います。開ききった花は満月を思わせます。上は咲き始め、下は開ききった状態です。 作出1956年アメリカ。

スーヴニール・ド・ラ・マルメゾン

オールドローズのスーヴニール・ド・ラ・マルメゾンです。開き始めは優雅、開ききるとティッシュで作ったお花のような可憐さ。花弁は薄くマットな質感です。ボーリング(花びらが開かず蕾のまま腐る)しやすい年とそうでない年があります。肥料が多すぎたらボーリングしやすいような?それとも湿度の問題でしょうか。今年は花数は少ないものの、きれいに開いています。マルメゾンとはナポレオン妃ジョセフィーヌの宮殿の名です。 作出1843年、フランス。

ルイ14世
ルイ14世

オールドローズのルイ14世です。蕾から開きかけはほとんど黒。開くとビロードのような深い黒赤に金色の雄蕊が見えて小さいながらもとても印象的なバラです。木も小ぶりなので鉢植えに向きます。太陽に当たると花びらが焦げてしまうので花が開いたら日陰へ移動します。太陽王の名前を冠する割にデリケートです。作出は1859年、フランス。

コーネリア

コーネリアです。挿し木で頂いたのでまだ小ぶりな木ですがシュートが長く伸びてつるバラとして活躍してくれるそうです。小さなアプリコットピンクの花が房になって咲きます。蕾は濃いピンクで果実のように可愛いです。バフ・ビューティーと花の時期が同じで色の相性もいいので近くに植えています。作出1925年イギリス。

バフ・ビューティー

バフ・ビューティー。くすんだオレンジイエローの中輪の花が房になって咲きます。返り咲きと書いてある本が多いですがうちの環境ではほとんど返り咲きはありません。開き始めから咲き終わりまでの色の変化が株全体で楽しめて派手さはないものの飽きの来ない魅力的なバラです。作出1939年イギリス。

アマガエル

バラの木にはよくアマガエルがいます。バラに来るたくさんの虫を食べているせいかまるまるに太っています。